紫波町では町民待望の図書館づくりが始まっています。

設計から、本が棚に入るまで、どうやって図書館ができるのか?そのプロセスを町の皆さんと一緒に追っていきたい!

そんな思いから、図書館ができるまでの記録を司書の日々から綴っていくことにしました。
図書館を一からつくるという一生に一度あるかないかの経験。

初めてなのは町の皆さんと同じです。 そこに立ち会える幸せを感じながら、最善の道を模索して悩みながら進んでいます。
紫波町の誰もが困ったとき、悲しいとき、楽しいとき、それ以外の何でもないときにも

「図書館に行こう!」と自然に足が向くような、頼れる存在になれますように。



2011年9月16日金曜日

胡堂文庫DNA

みなさんこんにちは。
夏風邪がなかなか治らないノスケです Σ(゚Å゚)



ブログを開設して以来、「ブログ見たよ!」という声をいただくようになりました。

オガール娘。のブログほど頻繁に更新できませんが、

思い出した頃に覗いていただければ、きっと(たぶん)更新されているはずですので、

どうか温かく見守っていただければと思います。



前回、引越しの様子をお伝えしましたが、

実はまだ全く手をつけていない部屋がありました… (゚Д゚;)!



図書室のいちばん奥、一般書コーナーです。


手付かずだった一般書コーナー


そびえ立つ棚にほぼ限界までギュっと詰まった本。

その数約1万冊の本に両側から襲われるような感覚の中で、

本の選別作業を行いました。




新しい図書館には新しい本がたくさん置かれる予定ですが、
ここにある本、いわば「胡堂文庫DNAを受け継ぐ本」も新しい図書館で読まれ続けます。

(長年の利用で劣化が進み、今後の利用に耐えることのできない本を除きます)





どんなに出版年が古くても、

その人が初めて出会う本は、

その人にとっては「新しい本」。


1冊1冊が町の大切な財産です。