紫波町では町民待望の図書館づくりが始まっています。

設計から、本が棚に入るまで、どうやって図書館ができるのか?そのプロセスを町の皆さんと一緒に追っていきたい!

そんな思いから、図書館ができるまでの記録を司書の日々から綴っていくことにしました。
図書館を一からつくるという一生に一度あるかないかの経験。

初めてなのは町の皆さんと同じです。 そこに立ち会える幸せを感じながら、最善の道を模索して悩みながら進んでいます。
紫波町の誰もが困ったとき、悲しいとき、楽しいとき、それ以外の何でもないときにも

「図書館に行こう!」と自然に足が向くような、頼れる存在になれますように。



2010年8月20日金曜日

設計協議


設計協議のようす

設計業者さんと、打ち合わせです。


設計の段階から、実際に図書館を運営する司書が参加することは
大変まれなことだと、以前お聞きしました。


文字通りの「図書館をつくる」仕事です。
「いつか図書館をつくるのが夢」と思い続けていたけれど、
本当に叶う日が来るとは。


願い続ければいつか叶うというのは本当ですね。


さて、本日はこちらの意見を設計側に伝えるという序の段階でしたが、
特に気になったのは、図書館の床材。


設計側から根津美術館の展示室1~6で使われている床材(コルク材)の提案がありました。
図書館の床は、フローリングやカーペットが一般的。


後日、根津美術館で実物を見て、触れて、踏みしめてきましたが、
コルクと思えない質感とデザイン。


硬すぎず、歩きやすく、掃除もしやすく、
ぴったりな材質に思えました。


が、コスト面からは厳しいとのこと・・・。
理想は高くもちたいですが、現実には予算の壁があります。


専門家のみなさんと知恵を絞りあって、最上のものがつくれたらいいですね。